車を購入する際、いくらまでなら値引きできるのか気になりますよね。
しかし、値引きにおける明確な答えはありません。偉い人を出してくれば、値引き額も大きくなるイメージはありますが、実際はどうなのでしょうか。
値引きできる額は決まっている
営業マンは値引きできる限度が決まっていて、この限度額をガイドラインと呼びます。
一般的にガイドラインは、車両本体価格の何%やメーカーオプション総額から何%と値引きできる数字が事細かく決まっています。
営業マンはこのガイドライン内であれば、自分の裁量で商談を進められるのです。電卓を叩いている場合、この営業マンがいくらまで限度か調整しています。
一方、ガイドラインを超えて値引きをする場合、店長やエリアマネージャーといった、上長から決済をもらわなければなりません。
商談中、席を外して事務所に帰っていくときは、決済について相談していると考えられます。
どこまで値引きできるかを理解し、双方の落としどころを探っていくのが商談です。
営業マンも人間
営業マンと交渉する際、「もう少し頑張って!」「もうちょっとどうにかならない?」といっていませんか?
営業マンは商談で何度も聞いている言葉でしょう。しかし、営業マンも人間なので、頑張る気がなければ頑張れません。
無理ばかり言われると「このお客さんに売らなくてもいいかな」と思うと、営業マン側から交渉を打ち切ることもあります。
しかし、絶対に買ってほしいと思ったら、上長へ決済を積極的にお願いすることも。
この違いは、信頼関係です。
営業マンは車を売れば終わりではなく、購入後も続くアフターサービスの時間を気分よく過ごしたいと思います。
無理難題を言われると今後も同じことが続くのかと想像できますよね。お客さんと対峙し、上長とも対峙するとなると営業マンは孤独になります。
営業マンと協調できれば、結果もついてくるでしょう。
支払方法によって営業マンの実績も違ってくる
車の購入を現金一括とローン、保険の加入など営業マンにとっても影響してきます。
ローンを組んだり、保険に加入することで営業マンは実績となるので頑張ってくれます。
円滑なお付き合いができ、車購入以外の実績も積み上げられるお客様を営業マンは大切にしてくれるので、値引き幅も大きくなるのです。
ただし、ローンを組んでくれれば何%割引するという取引はコンプライアンスに違反するので、値引きを条件とした勧誘はNG。
希望の値引き額で購入したいなら、営業マンに対する接し方は分かったのではないでしょうか。