世界的メーカーのポルシェであっても日本市場では右ハンドルが主流になりつつあります。そんなポルシェの右ハンドルをどう思うかは人それぞれ。
今回は右ハンドル仕様のポルシェの選び方について紹介します。
右ハンドルのポルシェの中古車について
スポーツカーメーカーとして名車を輩出するポルシェは、2021年はポルシェ全体として過去最高の新車販売台数を記録するなど、日本のおいても販売台数が拡大しています。
外国からの輸入車は左ハンドルが多く、右ハンドルはイギリスのように日本と同じ左側通行が交通ルールの国しかありませんでした。
しかし、国外にも販路を広げようとするメーカーは、日本向けに右ハンドルを設定するメーカーも増えており、ポルシェも同様です。
MT車の場合
最近のポルシェはセミオートマチックのトランスミッションを搭載したモデルがほとんどです。しかし、中古車市場ならマニュアル・トランスミッション(MT)のモデルが流通しています。
ポルシェは昔のモデルであってもファンがいるので、中古車であっても高額です。ディーラーによる認定中古車もありますので、メンテナンスの行き届いた車もあります。
そのようなポルシェのMT車における右ハンドルは気を付けたほうがいいでしょう。
例えば911の場合、水冷エンジンにモデルチェンジされる以前は、右ハンドルのクオリティーはよくないとされています。
年代の古い右ハンドル車は、実車を入念にチェックして購入を検討しましょう。
AT車の場合
MT車と同じく、認定中古車であれば問題ありません。気をつけたいのは、これもMT車と同じく古いモデルです。
左ハンドルに比べ、右ハンドルは不具合が多かったりしますので、注意深くチェックすることが大切です。
右ハンドルの911
ポルシェ911はポルシェを代表するスポーツカーです。近年であれば右ハンドルのバージョンも販売されており、問題はないでしょう。
しかし、古いモデルにはありません。もし、右ハンドルの911を見かけたとしても近年のバージョンだと思っていいでしょう。
展示車両のタイヤを見て
状態のよくない中古車というのは大抵の場合、前オーナーや前々オーナーの乗り方がよくなかったりします。
自分の車に愛情やお金をかけず、荒っぽく扱った結果、状態のよくない中古車が誕生するのです。
そのような中古車が展示されている場合、タイヤの山が極度に減ったままだったり、車格にあわないメーカーのタイヤを履いていたり、1輪だけ別銘柄といった問題を抱えています。
そして、そのような状態の車であっても展示している販売店は、避けたほうが正解です。