正規ディーラーの車検はなぜ高い?
ポルシェの車検を受ける場合、正規ディーラーに依頼されることが多いと思われます。
正規ディーラーの場合、車検費用は高くなりがちで、年式が上がるほど車検費用もアップしていきます。
では、なぜ車検費用が高くなるのかというと、一般の整備工場が持っていない専用ツールを購入しなければいけないためです。
ポルシェ専用の診断ツールは購入だけで数百万円かかり、維持費も年間数十万円必要です。
また、車検時に点検を行うだけでも数種類の特殊工具が必要になり、それらをすべて取り揃えている正規ディーラーの工賃は割高になるのも仕方ありません。
車検費用の内訳
車検費用には自賠責保険や自動車重量税など法律で定められた費用と点検項目に応じた点検工賃や消耗品の部品代など整備費用があります。
自賠責保険、自動車重量税はメーカーにかかわらず同じなので、法定費用が理由で高くなることはありません。
やはり整備費用が高額になるため、車検費用も高くなってしまいます。
先ほど工賃が高くなりことは説明しましたが、部品代も原因です。ポルシェはドイツのメーカーなので、部品もドイツから輸送されます。
輸送費やドイツでの保管費用、日本での管理費用はどうしてもかかってしまいます。
このように部品代が一つひとつ高額になるのも車検費用を押し上げてしまう要因です。
車検の流れ
ポルシェの車検の流れについて確認しておきましょう。
はじめに準備しておく書類として車検証、印鑑、自動車税証明書、自動車損害賠償責任保険証明書、任意保険証が必要です。
必要な書類の準備ができたら、車検を依頼する場所に車を持っていき、受付します。
事前に予約しておくことで、想定時間を教えてくれます。
受け付け後、車検がスタート。その際、大きな問題はないかざっくりと車を見ます。そして、おおよその車検費用を教えてもらい、気になることがないかヒアリングされるので、何かあれば確認しておくといいでしょう。
場合によっては代車を用意してくれます。車検費用に代車費用が含まれている場合がありますが、別費用の場合もあるので事前に確認しておきましょう。
車検が完了すると連絡が来るので、車を取りに行きます。
納車当日に諸々の車検費用をクレジットカードで支払い可能ですが、法定費用(自賠責保険、自動車重量税)は現金のみなので注意してください。
ポルシェの車検は正規ディーラーで受けると高くなる傾向にあります。ただ、定期的にメンテナンスしていれば10万円ほどで抑えることも可能です。
また、定期的に乗ってあげることもかえって部品の寿命を延ばすことに繋がり、コンディション維持という結果になります。
せっかくのポルシェなので定期的に乗ってあげましょう。