ポルシェ・カイエンの歴史
カイエンはポルシェが始めて開発したSUVです。初代は2002年に登場しました。
ポルシェの歴代モデルを引き継いだスポーツ性能とオフロードでも走りこなせる性能を両立しています。
このカイエンの大ヒットによってポルシェは業績を急拡大し、それまでのハイパフォーマンス・スポーツカー専門メーカーというイメージを払拭しました。
2010年3月、フルモデルチェンジを経て92A型2代目が登場します。
ボディは大型化されて高級感が増しました。動力性能もエンジンの出力が強化され、他メーカーのSUVとは一線を画すほどです。
また、軽量化も徹底的に推進され、新たにハイブリッド・システムも装備。環境性能の向上が図られています。
2014年には2代目モデルのマイナーチェンジが行われ、新たなグレードとしてカイエン・ターボS追加されました。
最高出力は前期型ターボの出力を上回る570psで、0-100km/h加速が4.1秒とSUVとは思えないほどの優れた走行性をもっています。
現行型となるE3K型3代目が2017年に登場しました。このフルモデルチェンジにおいて、更なる大型化、高性能化、高級化が図られ、その地位を確固たるものにしています。
この世代でもカイエンS、カイエン・ターボ、カイエン、カイエン・E-ハイブリッドが引き続き設定されました。
一番安い部類なら手に入れやすい
カイエンは知名度が高く、みんなが憧れるモデルです。2代目なら総額250万円ほどで探すことができます。
250万円なら手に入れやすい価格といえるでしょう。
ただ、どうしてこのような価格なのでしょうか。
検討対象になるのは前期型
2代目でも手に入れやすいのはマイナーチェンジ以前の前期型です。新車時価格は800万円前後でした。
そこから考えると半額以下で購入できることになります。
新車時の半額となる総額400万円以下のグレードとしては、カイエン(ベースグレード)、カイエンS、カイエンSハイブリッドの3種類です。
この中から選ぶならベースグレードといえるでしょう。最高出力300psの3.6L自然吸気V6エンジンは普通に運転するには十分です。
そのため、ベースグレードの中からなるべくコンディションのよいものを選ぶほうが安全策ということになります。
そこから、内外装の美観、エンジンや足回りから異常な振動や音はないか、それまでの整備履歴を重視して探すとよいでしょう。