輸入車は、一般的な中古車買取店では想定より安めに査定されることが多く、輸入車という理由だけで断られることもあります。
輸入車が敬遠される理由は様々ですが、以下のような理由になります。
輸入車はメンテナンス費用がかかる
輸入車に限らず、車の買取は査定士が状態を判断して、不具合がないか確認しながら査定します。
もしも不具合箇所を修理する場合、どの程度かかるのか想定して査定額を算出しますが、輸入車の場合はメンテナンス費用や部品代が高額になりやすいため、査定が低くなりがちです。
故障している輸入車は、修理にいくらかかるのか想定できないため、レアな車種であっても断られることも多々あります。
また、輸入車は買取当初、不具合がなくても、いつの間にか不具合が発生し、想定外の維持費がかかってしまうことも。
そのため、一般中古車店では、査定額も安くなりがちです。
傷やへこみにシビア
車を走行している以上、傷やへこみがついてしまうのは仕方のないことです。しかし、輸入車を好んで乗るユーザーは傷やへこみにシビアだったりします。
国産車を選ぶユーザーより、車を見る目が厳しいと思っていいでしょう。
そのため、傷やへこみのある輸入車を査定に出した場合、思っていた以上に減額査定を受ける場合も少なくありません。
ある程度の傷やへこみは仕方ありませんが、査定が厳し目になってしまうことを理解しておきましょう。
需要が少ない
輸入車は国産車よりも大きめなので、日本の交通事情を考えると不便に感じられます。取り回しの悪さや操作性の違いから国産車を選びがちです。
国産車の場合、日本の交通事情にあわせて作られているため、不便がないように設計されていますが、一方、輸入車はこういった事情は考慮されていません。
そして、同じ車格の国産車よりも輸入車は割高になりがちなので、購入者が限られる事情もあります。
ディーラーでの下取りも業者オークションが基本になっている
輸入車を下取りに出して、新車への買い替えを検討している方もいるでしょう。しかし、ディーラーであっても下取りが高いとは限りません。
下取りされた車が販売されることはほとんどありません。ディーラーに並べられた中古車は、かなり状態のよい車に限られています。
ほとんどの場合、業者オークションに出品されるため、下取り査定は安くなっています。
ディーラーは新車販売に注力しているので、中古車の下取りが高くなることはあまり望めません。輸入車の売却を検討しているなら輸入車専門店へ相談するようにしましょう。
